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2011-12-7UPDATE
mnrchan
わきが手術は、汗を分泌する汗腺そのものを取り除くことでわきがを治す治療法です。わきがの原因となるアポクリン汗を分泌するアポクリン腺の除去だけではなく、普通の汗を分泌するエクリン腺も同時に除去するため、わきが手術を受けると腋に汗を掻きにくくなります。
わきが手術を受けるためには、幾つかのハードルがありますがそれを補って余りあるメリットがあるといえます。まず「腋の汗の量が減る」ということがいえます。汗は老廃物の排出や体温の調整に必要なものですが、腋の部分の汗腺が全てなくなっても発汗機能そのものは他の部位にある汗腺で補われるので問題はありません。
汗の量が減ることで「衣類の黄ばみが起こりにくくなる」というメリットもあります。ワキガの有無に関わらず、腋の汗が原因で起こる黄ばみなどの汗染みは、洗濯する際の悩みとなるのです。
わきが手術は全ての人に適用できる治療法というわけではありません。アポクリン腺の発達度合いを確認した上で手術するのが基本方針となっているからです。
アポクリン腺の確認は、「試験切開」と呼ばれる腋の皮膚の切開を伴う確認法が用いられます。
これは1~2ミリほど小さく皮膚を切開し、皮膚を裏返してアポクリン腺を目視するという方法です。
アポクリン腺の発達が見られない場合は手術が逆効果になってしまうことがあるので、慎重に行なう必要があるのです。
ほとんどのわきが手術は、皮膚の切開を伴います。技術の進歩によって切開する幅は年々小さくなっているので、切開した跡は数日ほどで治るようになっています。
直視下剥離法は、3cmほど腋の皮膚を切開して裏返しアポクリン腺やエクリン腺を目視しながらハサミでジョギジョギと切除していく手術法です。確認しながら手術を進行するので血管やリンパ腺などの重要器官を傷つける心配がないのが利点です。
吸引法は、数ミリ程度の小さな穴を開けて脂肪吸引に使用される吸引機を挿入して、アポクリン腺を吸引して除去する手術です。皮膚への負担が小さく手術痕への色素沈着が起こりにくいというメリットがあります。しかし、完全にアポクリン腺を除去できるわけではないのが難点といえます。
超音波法は小さな穴を開けて超音波の発振器を挿入し、超音波を当ててアポクリン腺だけを破壊するという手術法です。超音波はアポクリン腺だけが壊れる周波数に合わせてあるので、皮膚などの組織に影響しないようになっています。
ただし、長時間超音波を当てると皮膚が水ぶくれを起こすことがあります。
マイクロレーザー法は、小さな穴を皮膚に開けてレーザー発振器を入れてアポクリン腺を焼くという手術法です。焼いたアポクリン腺は白血球によって自然に除去されます。手術時間が短く、身体への負担も小さいという利点がありますが、効果は高くないのが欠点です。